レンタルサーバーによっては、ファイル数制限(一つのアカウントで作れるファイル数の上限値)があります。
例えば、執筆時点で本ブログが使ってるバリューサーバー
のエコプランは、25万個というファイル数上限があります。
(つまり、SSDの容量に余裕があっても、ファイル数上限に引っかかると問題になります)
また、約220円〜/月(執筆当時)から利用できるコアサーバー も、プランによって異なりますがファイル数が60万個〜という上限値があります。
人によっては一つのアカウントで複数のwordpressを設置して運営する、ということを考えてる方もいると思いますが、この時にファイル数がどれぐらいになるかわかりません。
そこで、ここではwordpressのファイル数について調べてみました。
ファイル数25万個って多いのかな?
ファイル数とは?
例えば、wordpressをダウンロードすると、以下のような中身を見ることができます
上の三つ(wp-admin、wp-content、wp-includes)がディレクトリー、それ以外がファイルです。
ディレクトリーの中には、また色んなディレクトリーとファイルがあります。
言葉だけを見ると、ディレクトリーの数は含まないと思えるかもしれませんが、ディレクトリーの数も含めてカウントするケースもあるので、ここではディレクトリーの数も含めてカウントします。
(厳密な定義が知りたい方は、レンタルサーバーに問い合わせするといいかもしれません)
wordpress(6.0)の素の状態でファイル数は約3,300個
まずは素の状態でwordpressのファイル数をカウントしてみました。
なお、wordpressは執筆当時の最新版である(6.0)を使っています。
(本当の意味での)ファイル数 | 2,960 |
ディレクトリー数 | 338 |
wordpressは全体で約3,300個のファイルがあることがわかります。
バリューサーバーのエコプランはファイル数の上限が25万個なので、上限の1.32%とまだまだ余裕があります。
レンタルサーバーでwordpressを用いて運営しているブログのファイル数
ただし、実際にwordpressを運営する際は、様々なテーマやプラグインをインストールすると思います。
実際に本ブログでもテーマやプラグインをインストールしています。
それでは、実際運営している状態でのファイル数はどうなっているでしょうか。
なお、プラグインは10個(Contact Form、EWWW Image Optimizer, Google XML Sitemapsなど)、テーマは3個(Cocoonなど)インストールしている状況で、数としては割と普通か少なめなのかなと思います。
(本当の意味での)ファイル数 | 9642 |
ディレクトリー数 | 999 |
こちらも、wordpress傘下にあるもののみカウントしています。
実際に運営している状況でのファイル数は約10,700個となりました。
それでもエコプランの上限値である25万個にはまだまだ余裕がありますね。
なお、アカウントと全体では約33,000個のファイルとなっていました。これは、僕が実験的に色々やっているので増えているだけで、実際にwordpressだけであれば、上記で述べたようにもっと少ないと思います。
ただし、使うプラグインによってはファイル数が増えるため注意が必要
一方で、ファイル数について検索してみると、ファイル数の上限に引っかかったというサイトも出てきます。
wordpressのプラグインにはキャッシュに関するものもあり、このキャッシュ機能によりファイル数が膨大になっていた、ということでした。
今のところキャッシュのプラグインは使っていないため、どれぐらいのスピードで増えていくのかわかりませんが、このようなキャッシュのプラグインや機能を使ってる方は注意が必要かなと思います。
まとめ
キャッシュなど、大量にファイルが生成されるプラグインを使わない場合は、wordpressのファイル数はそれほど多くなく(1万〜数万個)、ファイル数上限はそこまで気にしなくて大丈夫そうです。
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