Xserver VPSに続いてWebAREANA Indigoのベンチマークをしてみました。
ベンチマーク用のツールはいくつかありますが、
今回はaptなどパッケージ管理ツールで気軽にインストールできるsysbenchやfioを利用しました。
また、ベンチマークしたプランはLinuxの「メモリ2GB、2vCPU」で、実施しています。
OSはXserver VPSのベンチマークの時と同じくUbuntu 22.04をインストールしています。
CPUのベンチマーク結果
ベンチマーク実行時のコマンドは「sysbench –test=cpu –num-threads=スレッド数 run」です。
※testとnumの前は-が2個です。
早速、CPUのベンチマーク結果を共有します。
1スレッドの時に883.73 events/sec、
2スレッドの時に1749.75 events/sec、
それ以降はスレッドを増やしても1700台となりました。
Xserver VPS は1スレッド時に4000台だったので、1スレッドで比較すると5倍近くベンチマークの点数に差があります。
ある程度のCPUパワーが欲しい際のXserver VPSのコスパの良さがわかります。
一方で、WebARENA (Indigo)は約300円/月からのプランがあるため、できるだけ安く使ってみたいという方にはいいかもしれません。
メモリのベンチマーク結果
次にメモリのベンチマーク結果です。
ベンチマーク実行時のコマンドは「sysbench –test=memory –num-threads=スレッド数 run」です。
こちらはスレッドを増やしても大きな違いはなく、概ね3800〜4000MiB/secほどとなりました。
Xserver VPSの時は1スレッドの時だけ6000MiB/sec台でしたが、それ以外は4000MiB/sec台だったので、大きな差はないと思えば良さそうです。
I/Oのベンチマーク結果
最後にI/Oのベンチマーク結果です。
SSD上にファイルを書き出したり、それを読み込んだりします。
まず、最初のI/Oのベンチマークは事前に4GBのファイル(ブロックサイズは16KB)を生成し、
その後ランダムにReadとWriteを繰り返し行うテストをしました。
Readが32.84 MiB/s
Writeが21.90 MiB/s
となりました。Xserver VPSは同じベンチマークでそれぞれ50MiB台、30MiB台だったので、
そこそこ差があります。
次にfioでもベンチマークをしましたが、
Readが15.5 MiB/s
Writeが20.8 MiB/s
となり、Xserver VPSの時とは異なり、sysbenchと何倍も違うということにはなりませんでした。
(それでもReadは2倍ぐらい違いますが)
なお、Xserver VPSの時はfioでReadもWriteも600 MiB台が出てたので、fioで比較すると大分差があります。
最後に
WebARENA (Indigo)のベンチマークをしてみました。
メモリのベンチマークではXserver VPS と同等の結果となりましたが、
CPUとI/Oについてはだいぶ差があることがわかりました。
とりあえず安くVPSを使ってみたい、という方はWebARENA (Indigo)、
高い性能を求めてる方はXserver VPS がおすすめかもしれません。
なお、現在Xserver VPSは2023/1/24までキャンペーンを実施しており、
12ヶ月以上の契約で半額以下(例えば、今回ベンチマークで利用したプランが400円/月台)となっているので、VPSを検討している方はチャンスかもしれません。
なお、契約時期やサーバー、ベンチマークのツールや仕方によって結果は変わる可能性がありますので、一つの参考程度にお考えください。
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